【個の育成】
「勝利か?育成か?」ジュニア年代においては、常に問われる問題です。
「勝利のためには個々の育成よりもチームの戦術を優先する!」
「勝利にはこだわらず選手の育成に専念する!」
どちらも正しい考え方です。
私たち富士松FCでは、「勝利も育成も」高い次元での両立を目指します。
勝利によるサッカーの楽しさを知ってもらい、さらに高い目標に向かって努力することを教えます。
個人の技術を高め、チームの中で機能する特徴ある選手を育成します。
「勝利も育成も」どちらもなんて、なんだか欲張りなように思われるかもしれませんが、個人の技術はチーム勝利のために磨くものであり、チームの勝利は選手のモチベーションを高め、さらに高い技術習得の原動力となります。
【個性の容認】
サッカーでは様々なポジションが存在します。また、様々なシステムが存在します。
ポジションによって要求される技術には差があります。
FWの選手にはFWの技術、DFの選手にはDFの技術、世界最高のプレーヤーと言われるメッシが11人いても試合には勝てないのです。
富士松FCでは、選手それぞれの個性を認めることから始めます。選手それぞれに個性があり、得意なことも不得手なことも、そして性格も全て違います。その個性(長所)を伸ばすことを目指しています。
選手それぞれの個性とは、基礎技術の上に成り立つものと考えます。
しっかりとした基礎技術の上にあってはじめて個性が光るのです。
富士松FCでは、基礎技術を習得させ、その上に選手の長所を伸ばし特徴あるプレーヤーの育成を目指しています。
サッカーにおいては、基本技術がしっかりしていれば、足が遅くても、体が小さくても、活躍できるポジションが必ずあります。
それがサッカーのいいところなんです。
【サッカーは人生の縮図】
「サッカーは人生の縮図」昔からいろいろなところで耳にします。元日本代表オシム監督の名言でもあります。
サッカーは人生の縮図、そう言われる要因はたくさんあります。仲間を大切にすることや、努力する大切さ、相手や審判をリスペクトする精神など人生における大切なことをサッカーは教えてくれます。
その中でも、ほかのスポーツには無い、サッカーが教えてくれること、それはサッカーにおける「判断力」が人生における「判断力」の養成につながっているところです。
サッカーでは、ひとたびピッチに立つと、全てのプレーを選手自らが判断して選択しなければなりません。監督やコーチの指示を待ってプレーしていては間に合いません。ドリブルなのか、パスなのか、シュートなのか、瞬時に判断して実行しなければなりません。
個人の判断により、一瞬で得点チャンスを作り出すこともできるし、また逆にチームをピンチにしてしまうこともあるのです。
この「判断」というところが「人生の縮図」と言われる最大の要因であると考えます。サッカーとは「判断」の連続であり、人生もまた「判断」の積み重ねだからです。
監督やコーチ、親に頼らず、自分の力で瞬時に判断してプレーを実行する。富士松FCはそんな選手を育成したいと考えます。